八重瀬岳・与座岳南側緩斜面の石灰岩丘列と溝状凹地


八重瀬岳・与座岳の南側緩斜面の標高120〜100m付近に,小さな高まり(比高3〜4m程度)の石灰岩丘列と溝状凹地が,斜面方向に数十列櫛状に形成されている.これらの地形の連続は300〜400mに及ぶものもある.目崎(1988)は,この地形の成因をサンゴ礁斜面に発達する縁溝が残存した地形と,緩斜面が水流により溶食された溝状カルスト地形の可能性を指摘している.なお,目崎(1988)は後者の説を有力と考えている.
現在は,農地造成工事とゴルフ場造成により,これらの地形はほとんど残っていない.









by GIS沖縄研究室