20万地質図ラスターをGISで利用

  産業技術総合研究所地質調査総合センターより20万分の1日本シームレス地質図が公開されています。webサイトは http://www.aist.go.jp/RIODB/db084/ となっています。
また、同サイトからは20万分の1日本シームレス地質図ラスターをDLする事が可能です。
「6.ダウンロードデータの取り扱いについて」をクリックして条件を承諾すればDL画面に行きます。地域ごとに数十メガのjpgファイルがDL可能です。サイズが特大のため普通の画像処理ソフトでは扱うことが出来ません。また、GISソフトで利用するためにはジオリファレンス情報が必要ですが、その情報は入っていないようです。

今回、GISにラスターデータをインポートするためのジオリファレンスを作成しました。
第1段は九州部分のラスターを利用するためのものです。
手順1 http://www.aist.go.jp/RIODB/db084/のDLページより九州地区の地質図ラスターをDLする。
手順2 Kyushu_2k51020.tfw をDL

このジオリファレンスは測地系JGD2000緯度・経度座標となっています。また、1/25000ベクトル地形図を元に位置を割り出しておりますので、オリジナルデータの座標とは異なっています。

手順3 手順1,2でDLしたデータを同じ場所に置き、GISソフトでインポート。ただしArcGISで利用する場合、Kyushu_2k51020.tfw の拡張子を jpw に変更すること。

SuperMapによるインポートは データソースの新規作成・座標系設定やtfwを利用したインポートが参考になります
図はSuperMapにインポート後、1/25000ベクトル地図と重ね合わせた例です。GPSデータやその他GISデータとの重ね合わせが可能になっています。


20万地質図ラスターのジオリファレンスファイル

 1.九州      tfwファイル
 2.中国四国   tfwファイル
 3.東海・近畿   tfwファイル
 4.北陸      tfwファイル

 残りは現在処理作業中,近日公開予定。