項目  QGIS 1.60 → 1.70  SuperMapViewer2008 (Free版)
 ベクトルデータの新規作成や編集   可能。  Copy/Delete、移動のみ可能。
 GISデータファイル  Shapeファイルを直接オープン、利用。その他形式ファイルも同様に利用することが可能。  独自形式データソース、データセットを利用。他形式のGISデータはインポート後利用。一部データ形式は直接オープン可能。
 GISデータのマップ表示速度  移動や拡大・縮小後の再表示速度は遅い。いったんマップが消えて再表示。  移動や拡大・縮小後の再表示速度速い。
 ベクトルデータスタイル設定  ベクトルスタイルの設定バリエーションは少ない。  ベクトルスタイルの設定バリエーションは豊富。
 GISデータエクスポート  データ保存時、GISデータ形式を選択可能。データコンバータとしての利用も可。利用可能データ形式はマニュアル参照。  データエクスポート不可。sml形式、画像データとしてのエクスポートは可。
 GPSデータの取り込み  GPSより直接インポート可能。(Geko201でチェック)  直接インポート不可(Geko201でチェック)。Garmap2でGPSデータ取り込み後、データエクスポート。そのデータを変換作業してインポート。
 ジオリファレンス  可能。GCP設定後変換処理。変換方法も各種あり。(線形、ヘルマーその他)  free版Viewerにはない。直接入力やtfwファイルの利用等裏ワザにより一部機能を実現。
 ラベル設定  テキストスタイル設定や表示関係に関する設定は基本的なもの。  ラベル設定時のパラメータは非常に強力。ラベルをテキストデータセットに変換可能。この変換により表示位置やテクストスタイルを個々に変更可能。プロ使用に耐える。
 属性テーブル  属性テーブルを表示可能。  属性テーブルは表示できない。そのためテーブルを直接利用する各種属性検索等が利用できない。
     
     
 総合的(私見)  1.マップ表示速度やスタイル設定等の表現方法,テキスト(ラベル)の表示など,はSuperMapViewerの方が高機能であるように感じられる.一方Free版Viewerでは制限がされているベクトルオブジェクトの作成やジオリファレンス処理などのデータ作成編集機能,エクスポート機能などQGISでは利用可能である.この2つのをうまく活用すれば高機能が実現できそう.
 QGISだけでも十分活用可能ではあるが,もう少し研究してみたい.