STEP 6 主題図の作成(2)


 GISの主題図作成は地図データの属性情報を表現する機能である。複雑な地理情報を様々な条件で分類し,色分けや図形などで区別することにより,地理情報を視覚的に表現できる。SuperMapでは, 7種類の主題図を作成できる。STEP7ではSTEP6で作成した統計表を利用して,段階区分主題図,連続比例記号主題図,点密度主題図,統計グラフ主題図の利用法を学ぶ。
 主題図作成の基本操作は,データソースを開き,データセットからマップを開く。凡例ウィンドウ内の対象レイヤーを右クリック,主題図ウィザードから主題図を作成する。



1.段階区分主題図
 与えられた数値属性に対して,適当な間隔で連続的に段階区分を行い着色する。身近な例としては標高値によって彩色した地形図などがある。今回はデータソース統計内のデータソースokinawa_Dの人口から段階区分主題図を作成する。
 @データソース統計を開く。Aデータソースokinawa_Dをダブルクリックし,マップを表示。
B凡例ウィンドウ内のokinawa_D@統計を右クリック,『主題図作成ウイザード』選択。
以上,主題図作成開始手順,STEP5参照。
 C主題図タイプの選択ウィンドウから『段階区分の主題図』を選択。
 D『段階区分の主題図』の各パラメータの設定。



  フィールド表現形式:主題図を作成する数値属性フィールドを選択。▼から一覧表より選択。
  カラー設定:彩色に利用するカラーチャートを選択。▼からカラーサンプル一覧より選択。
  区分/段階数:数値属性の最大値から最小値間を区分する階数を指定する。
  精度の設定:階級区間を算出する場合の敷居値の有効桁を設定。
区分/方法:階級区間の算出方法の指定。▼から一覧表より選択。
等距離区間:等間隔で区間を決定,等級段階区分:各区間に同数のオブジェ
クトが含まれるように段階を作成。偏差値区分:各区間に含まれるオブジェ
クトの個数が正規分布するように段階を作成。対数区分:対数をとり区間を
決定。ユーザー定義区分:区間をユーザー設定。
 Eパラメータの設定後『完了』



 F主題図の修正は,凡例ウインドウ中のokinawa_D@統計を展開し○○○○の主題図を右クリック,『主題図の変更を選択』。また,主題図のみを削除する場合は『主題図の削除』。

2.連続比例記号主題図
 @主題図タイプの選択ウィンドウから『連続比例記号の主題図』を選択。
 A『連続比例記号の主題図』の各パラメータの設定。




  フィールド表現形式:主題図を作成する数値属性フィールドを選択。▼から一覧表より選択。
  基準値:基準となる数値。デフォルトではフィールド内の最大値。変更可能。
  値の計算方法:基準値と比較し,オブジェクトサイズを決定する場合,値に平方根や対数を選択可能。
  その他各種スタイルの変更可能。変更方法はオブジェクトスタイル設定方法と同様。
3.点密度主題図
 @主題図タイプの選択ウィンドウから『点密度主題図』を選択。
A『点密度主題図』の各パラメータの設定。
 フィールド表現形式:主題図を作成する数値属性フィールドを選択。▼から一覧表選択。
 ドット代表値:1点当たりの数値
 ドットスタイル:ポイントオブジェクトスタイル設定と同様




4.統計グラフ主題図
 @主題図タイプの選択ウィンドウから『統計グラフ主題図』を選択。
 A『統計グラフ主題図』の各パラメータの設定。
  カラー設定:彩色に利用するカラーチャートを選択。▼からカラーサンプル一覧より選択。



 Bフィールド選択。統計グラフ作成に利用するフィールドを属性フィールド一覧より複数選択する。必要なフィールド名を右側の一覧より選択,>ボタンにより左側一覧表に移動。必要なフィールド数だけこの操作を繰り返す。<ボタン操作により選択を解除可能。また,左側一覧表内の各スタイル,ダブルクリックよりスタイル変更可能。変更方法はポリゴンスタイル設定と同様。




 C『統計グラフ設定』ボタンよりグラフの種類及び諸パラメータの変更可能。パラメータの項目はグラフ種類ごとに異なる。詳細はマニュアル参照。
統計グラフタイプ:利用するグラフの種類を指定。▼から一覧表より選択。