国土地理院地図を利用する方法


 残念ながら1/25000地形図の閲覧サービスのシステムは変更され,以下の利用方法は使用できなくなっております。
何かの参考になるものと考えドキュメントは残存せています。現在の閲覧システムデータを利用する方法も検討しております。


1.国土地理院1/25000地形図閲覧サービス


  HPアドレスは下記のとおりです。『検索画面』から地図をたどっていくと必要な地図が見つかります。
   http://watchizu.gsi.go.jp/

 日本地図から地域を選択し,1/20万地形図レベルのインデックス画面を表示させます。
 さらに,必要な部分をクリックすると地図が表示され,右クリックから画像(png形式)がダウンロード出来ます。
 あとはphotoshopなどで張り合わせれば,地形確認もしやすくなります。


2.ダウンロードした地図画像の四隅の座標値を知る方法
 
 上記の方法にて地図画像を入手できますが,GISソフトで利用する場合,ジオリファレンス処理を施さなければなりません。
 GISソフトでこの処理を行うには入手した地図の四隅の位置情報が必要になります。(実際に使うのはソフトによって2〜3点ですが。)

 さてどのようにしたらその情報を調べることが出来るでしょうか。以下私の考えた手順を示します。

@地図閲覧サービスの必要画面を開く。
 

Aこの画面地図上のどこか1点をクリックする。するとその地点の位置情報が別画面で表示される。
 

Bこの位置情報ウィンドウを利用して必要な四隅の位置情報を取り出します。このアドレス部分が重要です。
  
最後の?以下がこの図の位置(x,y)になっています。この例ですとx=511,Y=254の地点の緯度,経度が示されています。
またこの地図上の原点ですが,左上が原点(0,0)になっており,下向きにy軸,右向きにx軸が設定されています。
左上原点(0,0)の位置座標を知りたいときは,アドレス一番左?以下を『0,0』と書き直してからEnterキーを押してください。

以上のように左上の位置座標が表示されます。

C原点以外の端点座標はどのように知ればいいのでしょうか。
  
この情報にはもう一つ大きな情報が含まれています。
中央部分 『height=2000&width=2519』 の部分にこの画像の大きさが含まれています。
ですので,右上の端点が知りたければ先ほどの『0,0』の代わりに『2519,0』とすれば知ることが出来ます。
同様に左下は『0,2000』,右下は『2519,2000』となります。
場所により図の大きさが変化しますが,この部分に着目すれば,四隅の位置座標を調べることが出来ます。


3.地図画像データの利用

 GISデータとして利用したい場合,位置情報を与えなければなりませんが,その前に1/20万範囲のデータを利用したい場合,
 そのファイルの数は多くなります。1枚の地形図が4枚の画像から構成されていますので,1/20万,1枚分の1地域を利用したい場合,
 8x8x4=256個のファイルとなります。右クリックで取り出すのはなかなか大変になりそうです。
 
 そこで,以下の様な方法を考えました。
 

 @このページの1番目にある1/20万範囲のインデックス画面から,『ファイル』/名前を付けて保存を選択する。

  

 A保存すると以下の様なデータが保存される。

  

 B『地図閲覧サービストップページ』フォルダーをダブルクリック

  

 Cこのフォルダーにダウンロードしたプログラム(map_DL.exe)をコピーする。

  

 Dソフトを起動し,データ名を入力,この例では 3623.htm を処理するので,3623と入力する。
  処理終了後,3623_DL.htmが作成される。

  

 E3623_DL.htmをダブルクリックすると1/20万範囲のインデックスからリンクされている画像の一覧表が
  表示される。日本語表示がうまくいかない場合は,文字エンコードを調整してください。
  このページからクリックしても画像データが表示されます。

  

 FここでFlashGetなどのダウンローダーがあると便利です。右クリックで『FlashGetで全てダウンロード』を選択します。

   

 G以下の様なFlashGetの画面が表示されますので,必要なファイルのチェックを調整します。
  あとは FlashGet の機能にお任せです。(サーバーの負担にならないように注意しましょう