1945年米軍空中写真アナグリフ3D画像

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1945年12月10日米軍空中写真から作成したアナグリフ3D画像の公開(Ver.0)

1945年12月に米軍が撮影した沖縄島の空中写真を用いて、ステレオペアから生成したアナグリフ3D画像を公開します。本ページで公開するデータは、1945年当時の地形・景観を立体的に観察することを主目的とした資料です。


使用した空中写真について

使用しているのは、1945年12月10日撮影の米軍空中白黒写真(沖縄県公文書館所蔵)で、今回公開した範囲は、糸満市南部~八重瀬町南部の範囲になります。

  • 1940年代の空中写真としては比較的高解像度
  • ただし、密着印画紙からのスキャニング資料
  • 経年劣化や粒状性、不鮮明さは避けられない

そのため、本データは、厳密な測量や位置決定を目的としたものではありません。


アナグリフ3D画像とは

アナグリフ3D画像は、左右のステレオ写真を人間の両眼視で再構成する立体視画像です。
(赤青メガネの購入先:https://www.stereoeye.jp/)

  • 写真が本来持つ視差情報を直接利用
  • 崖線・斜面・造成地形などを直感的に把握可能
  • 当時の地形を「見る」ための資料

赤青メガネを使用することで、立体的に地形を観察することができます。


Metashape 3Dモデルとの違い

同じ1945年米軍空中写真を素材として、SfM(Structure from Motion)解析による Metashape 3Dモデル も作成・公開しています。これらの Metashape 3Dモデルは、すでに以下のページで公開しています。
https://www.gis-okinawa.jp/blog/3dview/

Metashape 3Dモデルと、今回公開するアナグリフ3D画像は、生成原理と得意分野が異なります。

  • アナグリフ3D画像
     → ステレオペア写真の視差情報を直接利用し、
      写真が持つ情報をできるだけそのまま立体視に用いる手法
     → 崖線や斜面、微地形、人工改変地形などの
      局所的・細部の観察に適しています
  • Metashape 3Dモデル
     → 複数画像のオーバーラップ部分から特徴点を抽出し、
      点群・メッシュとして地形を再構成する手法
     → 視点を自由に変更でき、
      地形全体の構造把握や俯瞰的理解に適しています

どちらが優れているというものではなく、アナグリフ3DとMetashape 3Dは補完関係にあります。本ブログで公開するアナグリフ3D画像は、すでに公開しているMetashape 3Dモデルと併せて参照することで、1945年当時の地形や景観を、より多角的に理解するための資料となることを意図しています。どちらが優れているというものではなく、目的に応じて補完的に利用するものです。


今回公開するアナグリフ画像について

今回公開する「1945D アナグリフ」は、

  • ほぼ North-Up で作成できたシーンを中心に
  • 概略的な位置情報を付与
  • Webブラウザ上で閲覧できる形で整理

しています。

ズームレベルは z=14〜18 を想定していますが、実用的な解像度は 概ね z=17 程度と考えています。


インデックスマップについて

各アナグリフ画像のカバー範囲を示したインデックスマップを作成しました。

1945D アナグリフ(Index)

インデックス上の赤字ラベルをクリックすると、該当するアナグリフ画像のページへジャンプします。 ※インデックスマップは、位置関係を把握するための案内図です。


注意事項

  • 本データは研究・教育・歴史的景観理解を目的としています
  • 厳密な位置決定や計測用途には使用できません

今後について

本公開は Ver.0 と位置づけています。今後、

  • 表示方法の改良
  • インデックスと地図の連携
  • 他年代データとの比較
  • アナグリフ画像生成範囲の拡大

などを段階的に検討していく予定です。まずは、1945年当時の地形・景観を立体的に「見る」資料としてご覧いただければと思います。

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