沖縄地理23号投稿論文

琉球列島地形復元

福地川水系の地形解析
沖縄地理23号、p9-34

接峰面は現地形の侵食前の地形を復元したものと考え,バファーサイズを拡大することでより過去の地形を推定し,福地川流域とその周辺の水系変遷史を組み立てた.また,生成したグリッド標高データの水文・地形解析結果から,この水系変遷史の補強や変遷の原因等を考察し,ギナン崎北方断層に沿った区間の福地川上流は過去に東方向に流下していたことなどの結論を得た.これら水系変遷史研究において,バファー期という相対的な時間軸で考察したため,活断層の平均変位速度を接峰面解析に組み込むことはできなかった.福地ダムは,活断層の活動により発達した水系を利用し,効率良く湛水できる沖縄県最大のダムである.断層活動による影響を検討するため,これら断層群の性質の精査が必要である.

キーワード: 沖縄島, 福地川, 接峰面, 接谷面, DEM, 活断層

福地川水系の地形解析
J-STAGE

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