国土地理院ジオイドラスターデータ

QGIS

講義で使用するため、国土地理院のジオイド高データを可視化する作業を行いました。GISデータとして利用可能なので、ここにアップしておきます。

国土地理院ジオイドデータの入手

国土地理院HPからジオイド高を計算するソフト『ジオイド・モデル「日本のジオイド2011」(Ver.2.2)の提供』が配布されています。その内、『ASCII形式のデータのダウンロード』をDLして利用しました。入手したファイル群は以下のものです。
gsigeo2011_ver2_2.asc:ジオイド・モデルファイル
gsigeome_asc.exe:ジオイド高内挿計算プログラム
gsigeome_asc.for:ジオイド高内挿計算プログラム
asc取扱説明書.pdf :ジオイド高内挿計算プログラムの使用方法等の説明書
input.dat:ジオイド高内挿計算プログラムの入力データファイル例
この中で、『gsigeo2011_ver2_2.asc』が、ジオイドのラスターデータとなっています。

ジオイド

ジオイドに関する情報は、https://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/grageo_geoid.html
を参考にしてください。

今回、処理したジオイドデータは、この図の数値データになります。データの詳細はhttps://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/grageo_geoidmodeling.html
から知ることができます。

ジオイド・モデルファイル『gsigeo2011_ver2_2.asc』

このファイルは、テキスト形式で、1行目は位置情報等のヘッダー、2行目以降はテキストラスターとなっている。
ヘッダー情報から、(北緯20度,東経120度)が左下原点ポイントで、緯度方向1分、経度方向1.5分格子で、緯度方向1801×経度方向1201のグリッドデータとなっている。これより右上ポイントは(北緯50度,東経150度)の30度四方のデータ群となっている。nullデータは999となっている。

この特徴を踏まえてラスターデータとして処理した。

GeoTiffファイル『Geoid2011』

生成したGeoTiffファイルは以下からDLできます。
https://www.gis-okinawa.jp/2024a/geoid2011.zip
ラスターセル中央が gsigeo2011_ver2_2.asc の値になるようにしています。ラスターは32bit浮動小数です。null値は999.00000です。

今後の予定

国土地理院からは、 「ジオイド2024 日本とその周辺」が2024年度末に公開されるとアナウンスされています。これが公表されたら、ラスター化したいなと考えています。

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